1. 探偵BIO
  2. 浮気不倫SNSで浮気LINEで不貞行為を暴いても証拠能力は低い!離婚調停で有利な証拠とは?

2017/05/19更新

LINEで不貞行為を暴いても証拠能力は低い!離婚調停で有利な証拠とは?

LINEで浮気を発見した女性

スマホやSNSが普及し、最近特に人気を集めているのがLINEです。無料で通話やメール、チャットが楽しめ、手軽に利用しやすいのも魅力ですよね。それだけに、LINEで浮気が発覚するケースが急増しています。このLINEでのやり取りは、離婚調停や裁判で不貞行為を証明する有利な証拠となるのでしょうか。

離婚調停で不貞行為を証明するには

離婚調停や裁判で不貞行為を証明するには、明らかに肉体関係があったという証拠が必要となります。LINEやメールのやり取りの中で、肉体関係があったと一般的には推測ができたとしても、調停や裁判で認められるための証拠にはならない可能性があるのです。

LINEの証拠だけでは有利にならない理由とは

加工・編集の可能性

デジタルのデータは、編集や加工が簡単にできます。LINEのやり取りも、その気になれば簡単に作成できるものですよね。そのため、証拠としての能力は弱くなってしまいます。ボイスレコーダーやデジカメのデータも同様に加工・編集の可能性がないとは言えませんので、強力な証拠にはなりません。

LINEを証拠として使いたい場合は、LINEのやり取りが表示されている画面を写真撮影しておきましょう。そのスマホが配偶者のものであることがわかるようにプロフィール画面なども撮っておくとさらに良いですね。

肉体関係の確証が持てない

裁判で不貞行為を立証するには、明らかに肉体関係があったことを証明する必要があります。LINEの内容が、肉体関係があったことを匂わせるものであったとしても、それだけでは本当に肉体関係があったことを立証することはできません。

配偶者が浮気をしていることをSNSなどで匂わせていたとしても同じです。メールにも共通することですが、調停や裁判では、その文面だけでは浮気の証拠として認められることはありません。「冗談だよ」なんて言われてしまえば、もう追求しようがありませんよね。しかし、状況や内容次第では状況証拠としては採用されることがあります。

犯罪行為になることも

携帯電話の中身を勝手に見たりデータをコピーしたりした場合、その行為は違法行為として処罰されることもあります。「配偶者のだから」、「浮気をする方が悪いから」なんていう理由は通用しないのです。違法に入手したLINEやメール、携帯電話のデータは、不貞行為の証拠としては認められません。

浮気の事実を認めさせるだけならOK

調停や裁判の際に浮気の証拠としては不十分ですが、配偶者に浮気の事実を認めさせるための証拠として使うことはできます。「浮気してるでしょ」と問い詰めたところで正直に話す人は少ないですが、LINEやメールの証拠を見せて追及すると観念して浮気を認めるケースは少なくありません。

調停や裁判を考えてない場合や、離婚後も親権などで争う予定がない場合などで議離婚を希望するのであれば、LINEの証拠だけでも十分かもしれませんね。

LINEを勝手に見るとどんな法に触れる?

「プライバシーの侵害」以外の犯罪にも該当する可能性も

携帯電話やスマホの中身を勝手に見ることは「プライバシーの侵害」にあたる可能性があります。プライバシーを侵害したからと言って、絶対に証拠として扱ってもらえないわけではありませんが、証拠として扱ってもらえない可能性もあります。配偶者との話し合いの場で、配偶者本人から証拠を見せてもらうことができれば良いかもしれません。

新書開封罪

封をしてある手紙を勝手に開封した際に問われる「新書開封罪」という罪があります。基本的に紙媒体の場合に適用しますが、メールを勝手に覗き見ることも「新書開封罪」と同等として見られることがまれにあります。

不正アクセス禁止法

浮気のLINEをしている人のほとんどがスマホにロックをかけていることでしょう。ロックがかかっているLINEや携帯電話のパスワードを不正に入手して中身を見たり、パスワードが必要なサイトに勝手にログインして見たりした場合は、不正アクセス禁止法違反に問われることもあります。配偶者のメールを自分のスマホやパソコンに転送する行為も、不正アクセス禁止法違反となります。

ただし、すでに携帯電話に保存されているデータを見る限りでは問題ありません。LINEはアプリを開くと勝手にインターネットにアクセスしてしまいますので、アプリを開く前に機内モードにするなど通信を切ってから見ることをおすすめします。

不正指令電磁的記録供用罪

浮気をしているかどうか知る方法のひとつとして、遠隔操作ができるアプリやソフトがあります。しかし、配偶者を騙してそのようなアプリをスマホにインストールさせたり、勝手にインストールし、移動履歴や通話履歴などのプライバシーを盗み見ると、不正指令電磁的記録供用罪という罪に問われることがあります。

LINEを盗み見るのはハイリスク

携帯電話やスマホは、たくさんの秘密が詰まっているものです。浮気をしているときは、特に警戒心が強くなっているため、スマホを見られないように気を付けていることでしょう。それを無理やり見ようとすれば、今後はさらに警戒されるようになるため、LINEのやり取りを削除したり浮気相手との接触を減らしたりする可能性が出てきます。

それでは浮気の証拠を得ることが難しくなってしまいますよね。万が一、浮気じゃなかった場合は、信頼関係が崩れてしまい、夫婦関係に亀裂が入ってしまうかもしれません。また、上でも説明したように、違法に見たLINEやメールは証拠としての効力がありません。苦労して盗み見ても無効どころか反対に訴えられる可能性もあるなんて、効率が悪いですよね。

LINEの証拠は必要?

必要?不要?

では、LINEのやり取りなどの証拠は必要なのでしょうか。答えはYesです。先ほども説明しましたが、LINEでのやり取りやメールの内容などは状況証拠として認められることがあります。状況証拠には直接証拠ほどの効果はありませんが、多ければ多いほど相手を追い詰めることができますよ。

基本的に、LINEでのやり取りは証拠としては弱いのですが、直接証拠をより強力に裏付ける際にも役に立つことがありますので、できるだけ集めておいた方が良いでしょう。

LINEの内容の注目ポイント①

LINEの内容を見ただけで肉体関係があったことが証明できる内容であれば、普通のLINEのやり取りよりも有利な証拠となる可能性があります。例えば、配偶者と浮気相手のLINEのやり取りの中で、肉体関係を持ったことを表す直接的な表現があった場合や、衣服を着用していないツーショットの写真などがあると、肉体関係があったことが証明しやすいですよね。

LINEの内容の注目ポイント②

浮気相手が、「あなたの配偶者が結婚していることを知っていて肉体関係を持ったか」ということが、浮気相手に不貞行為の慰謝料を請求する際の大きなポイントになります。

つまり、結婚していることを知らなった場合は、浮気相手が慰謝料を払う義務はありません。LINEのやり取りの中で、「旦那さんは…」、「奥さんは…」というやり取りを見つけることができれば、結婚していることを知っていたという証明になります。

LINEの内容の注目ポイント③

待ち合わせやデートの約束をしているかどうかもチェックしておきましょう。待ち合わせの日時がわかれば、その時間に合わせて行動することができ証拠をつかむことも可能です。その時間だけ探偵をお願いすると、比較的費用を抑えることもできますよ。

▼ おすすめ関連記事
夫や妻の浮気をLINEで見破る方法!ラインの不倫を探偵のように調査するには

メールやLINEだけでの慰謝料請求の判例

不貞行為が認められた例

夫の携帯電話に「俺の彼女はきみで、きみの彼氏は俺なんだから」というメールや愛情表現などのメールを発見した妻が、浮気相手の女性に対し500万円の慰謝料請求を行いました。

これについて裁判所は「性交渉の存在自体を直接推認するものではない」としながらも、「身体的な接触を持っているような印象を与えるものであり、これを妻が読んだ場合、婚姻生活の平穏を害するようなものといううべき」とし、浮気相手の女性に対し慰謝料の支払いを命じました。しかし、慰謝料の金額は30万と、低めの判決になっています。(東京地方裁判所 平成24年11月28日)

不貞行為が認められなかった例

妻が、小学校の同窓会で再開した男性と性的な内容を含むメールや電話のやり取りを発見した夫は、浮気相手の男性に対し330万円の慰謝料請求を行いました。これについて裁判所は「メール自体から性行為の存在を認められず、私的なメールのやり取りによる賠償請求は妻やA男のプライバシーを暴くものであり不法行為を認めることはできない」としています。(東京地方裁判所 平成25年3月15日)

証拠が認められなかった例

メッセージを含む携帯電話のデータをすべてコピーし、浮気の証拠として提出したケースでは、「個人の間で送受信されたメールは信書(手紙)と同じであり、相手の了承なくその内容を不正な手段で入手したことは重大な犯罪である」とされ、「原告側が提出した証拠は認められない」という判決が下りました。(東京地方裁判所 平成21年12月26日)

裁判で有利になる証拠とは

継続的な肉体関係が証明できるもの

不貞行為を証明する最も強力な証拠は、性行為中の写真や動画です。しかし、普通は配偶者と浮気相手の性行為の写真や動画を確保することはできませんよね。そこで、比較的入手しやすい証拠として強力なのがラブホテルへ出入りする写真です。

ラブホテルに行く目的は性行為であり、出入りする写真があれば、肉体関係があったとみなされます。シティホテルやビジネスホテルでは、仕事や打ち合わせ、ホテル内の施設などの可能性がありますので、証拠にはならない、ということに注意しておきましょう。また、ラブホテルへ出入りする写真でも、ピントが合っていなかったり、顔がはっきりと映っていない場合は証拠不十分となることがあります。

LINEやメールのやり取りを見ているのであれば、日時の特定も難しくないので、ご自分で撮影することも可能です。しかし、探偵の力を借りれば、バレたり失敗したりすることなく確実な証拠を集めてもらうことができます。調停や裁判、その他離婚における諸条件の協議も有利に進めることができますよ。「相談のみ無料」としている探偵事務所もありますので、浮気が気になる場合は一度相談してみると良いですね。

▼ おすすめ関連記事
浮気の証拠になるの?シティホテルやビジネスホテルに不倫相手と入っていく写真

不貞行為が始まった時点では夫婦関係が円満だったという証明

「婚姻関係がすでに破綻しているような状況下においての浮気(不倫)は不貞行為に該当せず、特別の事情がない限り慰謝料は発生しない」という判例があります。夫婦関係が破たんしてからの不貞行為は、慰謝料が発生しないことが多いようです。夫婦間のメールのやり取りや写真など、不貞行為が始まった時点では夫婦関係が円満であったことを証明できるものを準備しておきましょう。

不貞行為が始まったことで夫婦関係が悪化したことの証明

不貞行為によって、配偶者の言動が悪化したことの証明があるといいですね。日記などにつけておくといいかもしれません。

不貞行為の時効

不貞行為の時効は、浮気の事実を知ったときから3年となっています。浮気に気づき、慰謝料の請求を考えているのであれば、3年以内に行いましょう。また、その時に浮気の事実を知らなかった場合でも、浮気があったときから20年経過したら、慰謝料の請求はできません。そのため、浮気から20年以上たってから発覚した場合は、時効が成立しています。ただし、その浮気が現在も継続しているのであれば、その分時効も引き延ばされますよ。

LINEの証拠だけで戦わないで

LINEやメールのやり取りだけでは不貞行為の証拠とはなりにくく、スマホを勝手に見ていることを配偶者に気づかれてしまえば、二度と調査が行えなくなるというリスクまで背負っています。浮気相手と配偶者とのLINEのやり取りの中に浮気の証拠を見つけたからと言って、すぐに調停や裁判に持ち込まないようにしましょう。調停や裁判で不貞行為があったと認めてもらうのは意外と大変なことです。LINEの証拠をきっかけに、できるだけたくさんの証拠を集めてから勝負に出るのがベストです。

最後に

LINEのやり取りだけでは不貞行為の証拠になりにくい、と理解いただけたでしょうか。LINEやメールの覗き見は、証拠としての効力を発揮しないまま、こちらが不利益を被る可能性があります。LINEで浮気が発覚したら、他の証拠もできるだけ集めるようにしましょう。財布の中、クレジットカードの明細、カーナビの履歴など、いろいろなところに浮気の証拠が隠れているかもしれません。できるだけたくさんの証拠を集めてから勝負に出るようにしてくださいね。

▼ おすすめ関連記事
携帯電話やスマホの浮気の痕跡は?メールやLINE、出会い系アプリ、通話履歴など

▼ おすすめ関連記事
財布で浮気の痕跡をチェック!レシートやクレジットカード、現金、名刺などで証拠集め

▼ おすすめ関連記事
車中の浮気の痕跡をチェック!カーナビ履歴や走行距離、助手席、髪の毛などに注目

© 2017 探偵BIO All Rights Reserved.